DAT DECK SONY DTC-77ES
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90年秋にデビューしたソニーのフラグシップマシンDTC-1500ESの廉価版DTC-77ES。
当時CDプレーヤーで主流になりかけていた1bitD/Aを搭載。
また、4ヘッド構成+4DDの熟成されたメカを用いて安定したテープの走行を実現している。
DTC-1500ESとDTC-5xESの間を埋めるポジションだったのだが中途半端な存在だった感は否めない。
型番末尾の「N」はフェイスカラーがゴールド塗色であることを表す。
ブラックとゴールドで型番が違う珍しい機種である。

<なぜ民生用DATを2台体制に・・・>
細かいツッコミはやめてください。
SCMSに縛られていることなど承知しています。
まあ、DAT→DATへのアナログラインを用いてのコピーはできるわけですし・・・
ポータブルのTCD-D100では当然役不足だったので、DTC-1500ESにある程度迫れるクオリティを持ったレコーディングマシンが欲しかった。
<DTC-77ESを使ってみて・・・>
私にとって2台目の据え置き型DATデッキになるDTC-77ESですが、はじめに持った感じですが、「思ったより軽いし奥行きもあんまりないのね・・・」でした。
それにしても眩しいフェイスパネルです。
操作ボタンの配置が微妙に違うので1500ESと77ESを同時に扱うには多少の慣れが必要かもしれません。同時期に発売された兄弟みたいなデッキのハズなのにナゼ?

音は巷で酷評されるほどではないと思います。
初期の1bitらしく細かい音がチキチキ鳴っていて、「サ行」の発音なんかは耳障りな感じもしますが、その場合は外部D/Aにでも接続すればいいのではないでしょうか?メカデッキ4DDでDTC-1500ESと同等のメカだと思われますのでトランポ能力は十分だと思っています。

テープの動作は安定しているように見受けられます。カセットリッドの窓の面積が小さいので走行状態の目視確認をしにくいのは欠点かも・・・?
内部の写真です。トランスは剥き出し。
独立してるとはいえ、少々悲しかったりする。
トランスポート部はDTC-1500ESとほぼ同一のように見受けられます。
プッシュスイッチ式のREC MONITOR切り替えスイッチ。少し押しにくい。
基本操作部。一見まとまっていて使いやすそうに見えますが、実際にはそうでもなかったりします。キュー&レビューは細かなテープ送り操作のために、大きいスイッチの方が好ましいかも。
デジタル入出力部。
光、同軸入出力が各々一系統ついています。
同軸デジタル出力はDTC-1500ESCDP-777ESJとは違い、普通の位置についています。
アナログ入出力端子です。1500ESにあって、77ESにないもの・・・それは可変出力端子です。別に使い道はないので全く困らないですけどね。
<DTC-77ES 主な仕様>
テープ デジタルオーディオテープ
ヘッド 回転4ヘッド(録音・再生用:2ヘッド、アフターモニター用:2ヘッド)
録音時間 標準120分、長時間240分(DT-120にて)
テープスピード 標準:8.15mm/S、長時間:4.075mm/S
ドラム回転数 標準:2,000rpm、長時間:1,000rpm
エラー訂正方式 ダブルリードソロモン
サンプリング周波数 48kHz,44.1kHz,32kHz
伝送レート 2.46Mbit/sec
チャンネル数 2チャンネルステレオ
量子化 標準:16bit直線、長時間:12bit非直線
周波数特性 標準:2Hz〜22kHz
長時間:2Hz〜14.5kHz
信号対雑音比 標準:93dB以上、長時間93dB以上
ダイナミックレンジ 標準:93dB以上、長時間93dB以上
全高調波歪み率 標準:0.0045%以下、長時間:0.075%以下
ワウ・フラッター 測定限界以下
消費電力 33W
最大外形寸法 470×135×350(幅・高さ・奥行き)
重量 11kg
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